「素材に対しての関心と健康志向が世界中で高まる中、日本料理も世界に認められ飛躍している今日、日本料理におけるわが国の誇れる調味料として『醤油』は不可欠でございます。昔ながらの製法で作られている本物の醤油を長年探し続けていたところたまたま京都の近くにこのようにしっかりとした製法で作られている醤油に出会い、それ以来常用しております。
私達料理人におきましては舌で確かめて美味しいのが一番です。」
ミシュランガイド 3つ星 ★★★
丸中醤油は、蔵に棲みつく醸造菌を代々宝としており、自然にはびこるまま手をつけず今もなお健在しています。
同じ生産者の原料で、同じ時期に、同じように仕込んでも、半年もしないままに、色や発酵の仕方が一見して違ってきます。丸中醤油の桶はすべてがそれぞれ個性があります。商品になるまでには、味は異なってまいります。
それぞれの味を一つの味に仕上げるのは熟練の蔵人の技です。
丸中醤油醸造蔵は国登録有形文化財に登録されております。
江戸後期「大蔵」、明治前期「前醸造蔵」、明治中期「奥醸造蔵」
丸中醤油の宝としている「大蔵」の百年杉樽から蔵出ししています。百年以上経た杉樽の中で、一年、二年、三年と歳月を重ね、ゆっくり、じっくりと納得のいくまでに熟成させた醤油です。
古式製法にてじっくり歳月を重ねたそれぞれ特徴のある醸じ異なる諸味を丸中独自製法の一つであるブレンド法にて丸中醤油の味に仕上げています。香りと旨みが特徴です。